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Philosophy & History

Vision

「歩く」という当たり前が
守られる未来を目指して

全世界の主要な死因の一つである動脈硬化症。その中でも、近年患者数が急増している下肢動脈疾患(LEAD)は、重症化すると脚の切断を余儀なくされ、ある種のがんよりも5年生存率が低い、命に関わる病気です。世界には、数千万人から2億人規模で、動脈硬化症による歩行障害に苦しむ人々がいるとされています。

心臓の冠動脈領域では、血流を改善する治療としてステント留置術が確立されています。一方で、下肢、とくに膝下の血管では、歩行に伴う屈曲・ねじれ・変形という過酷な環境に耐え、長期的に血流を維持できる決定的な治療デバイスが、いまだ存在していません。その結果、治療後に血管が再び詰まる「再狭窄」という課題が残り続けています。

私たちはこの課題に対し、血管内に挿入しても異物と認識されにくいステルス機能を備えた次世代ステント BioStealth™ ステントを開発しています。​

私たちは、この開発により、失われかけた血流を取り戻し、「再び元気に歩ける」という当たり前の幸せを、長寿社会の中で守り続ける未来を実現していきます。

Mission

世界中の患者さんに良い製品をいち早く届ける 。

既存技術では到達し得ない、高度材料工学と臨床医学の融合

医療の進歩において、既存技術の延長線上では解決できない課題が依然として存在します。特に、膝下(BTK)動脈のような極めて細く血流が遅い過酷な環境下での治療は、世界のインターベンションにおける大きな壁となってきました。

私たちは、この課題を打破するために、2003年から20年以上にわたり、慶應義塾大学理工学部・東海大学医学部の「医工連携研究グループ(Hasebe Research Group)」において、材料工学、機械工学、臨床医学の専門家が一体となった研究を続けてきました。

材料の基礎研究から始まる独自の開発体制

医療機器開発において、必ずしも大学での基礎研究が必須とは限りません。しかし、私たちが挑む「有機材料と無機材料の融合領域」における生体への最適解探索や、マイクロ・ナノ・原子レベルにまで立ち返った開発には、既存の企業の枠組みを超えた膨大な時間と学術的な礎が必要でした。理工学部による精密な材料工学と、医学部との密なコミュニケーションによるニーズの抽出、そして技術の高速な評価サイクル。この基礎研究レベルからの開発フェーズの垂直統合こそが、私たちの強みです。

実用化への障壁を自ら突破する

私たちは、研究成果を単なる学術報告で終わらせることはありません。確実に製品として臨床現場へ届けるために、医学・理工学・製造の各プロセスを分断させず、ワンストップで繋ぐ独自の事業化体制を構築してきました。開発から製品化までのあらゆるハードルを自ら突破することで、革新的な技術を迅速に社会実装へと導きます。

科学を、研究室から臨床へ

20年をかけて磨き上げた核心技術「BioStealth™」は、2025年の国内治験開始という確かなステップを迎えています。高度な材料工学に裏打ちされた科学的根拠を、一日も早く「歩く」という当たり前の未来として患者さんのもとへ届けることが、私たちの揺るぎない使命です。

History

2025.6

治験届

開発中のBioStealth™ステントの医師主導治験の治験届を提出(jRCT2032250267。当社は治験機器提供者として参画)

2025.4-6

シリーズBラウンド

Diamond Medino Capital株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、三井住友信託銀行株式会社、三井住友海上キャピタル株式会社、メディキット株式会社、株式会社ファストトラックイニシアティブ、東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社、その他を引受先とした第三者割当増資より、総額10億円の資金調達を実施。

2024.3-2025.3

米国GLP施設にてFDA対応の非臨床データ取得のため動物実験を実施。国内治験のための非臨床試験を完了。

​米国での非臨床試験完了

2024.10

Diamond Medino Capital株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、山科精器、その他個人投資家を引受先とした第三者割当増資より、総額3.2億円の資金調達を実施。

シリーズAエクステンションラウンド

2023.9-11

シリーズAラウンド

Diamond Medino Capital株式会社、田中貴金属工業株式会社、株式会社ファストトラックイニシアティブ、東京理科大学イノベーション・キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社、その他を引受先とした第三者割当増資より、総額11.7億円の資金調達を実施。

2023.4-6

シードラウンド

Diamond Medino Capital株式会社の運営する「DMC1号投資事業有限責任組合」を引受先とする第三者割当増資により、2.8億円の資金調達を実施。

2023.3

米国承認に向けたアメリカ食品医薬品局FDA Pre-submissionに通過。非臨床試験パッケージの大枠が決定。

FDA Pre-Submission

2022.12

本プロジェクトに関する設計開発事業を法人化し、尾藤および前川が代表取締役に就任。

Global Vascular株式会社を設立

2022.9- 現在

AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)令和4年度 橋渡し研究プログラム(シーズF)に採択

学校法人東海大学を代表機関とし、Global Vascular株式会社 (2023年度から)、バイオゾーンメディカル株式会社、山科精器株式会社、学校法人慶應義塾 (2023年度まで)が分担機関として参画し「膝窩動脈以下(below-the-knee:BTK)の細径動脈硬化性病変に対する長期開存ステントシステムの実用化研究」を開始。

2019.4- 現在

バイオゾーンメディカル株式会社と共同研究を開始

下肢動脈ステントの実用化のため、バイオゾーンメディカル株式会社において、Hasebe Research Groupの開発技術をベースにしたスピンアウトラボを設立。CEO尾藤、CTO前川が中心となって技術開発を主導。

2018.10-2022.3

AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)平成30年度 医療分野研究開発成果展開事業(先端計測技術・機器開発プログラム)に採択

学校法人東海大学を代表機関とし、山科精器株式会社、学校法人慶應義塾が分担機関として参画し「膝窩動脈以下(below-the-knee:BTK)の細径動脈硬化性病変に対する長期開存ステントシステムの開発」を開始。
下肢ステント開発プロジェクトがAMED橋渡し研究「先端計測分析技術・医療機器開発」に採択。プロトタイプを開発し、in vivo(生体内)動物実験にて「生体内における異物反応抑制」のコンセプトを実証。

2005-2015

コーティングの基礎技術確立とその改良

BioDiamond™テクノロジーの基本構造であるフッ素添加ダイヤモンドライクカーボンの血液適合性を世界で初めて報告し、長谷部が博士(工学)を取得。本技術の研究成果を国際ジャーナル、国内外学会にて発表し、数多くの学会賞を受賞。

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